環境への取り組み

国内最大級の「ZEB Ready」認証取得物件

「東京ミッドタウン八重洲」は、オフィスビルとして国内最大級の「ZEB Ready(※)」認証取得物件です。共用部においてはLED照明や人感センサーの導入等、オフィス専有部においてはLED照明や昼光センサー、高効率室外機の導入や適正な照明照度の設定等を行いました。これらの施策により、年間一次エネルギー消費量を同水準の標準的な建物と比べて50%以上削減しています。さらに、計画地の一部に太陽光パネルを設置し、館内に必要なエネルギーも生み出します。このほか、CASBEEスマートウェルネスオフィス認証(Sランク)やDBJ Green Buildingプラン認証(5つ星)を取得しました。

※「ZEB Ready」認証取得対象は、八重洲セントラルタワーの事務所用途部分になります。
※「ZEB Ready」について:ZEB(ゼロ・エネルギー・ビルディング)とは「快適な室内環境を実現しながら、建物で消費するエネルギーをゼロにすることを目指した建物」のことです。ZEB Readyは、ZEBを見据えた先進建築物として、外皮の高断熱化及び高効率な省エネルギー設備を備えた建築物であり、再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から50%以上の一次エネルギー消費量削減に適合した建築物と定義されます。

グリーン電力の活用

本施設では、使用電力をグリーン化する「グリーン電力提供サービス」を導入しています。テナント企業のニーズに応じて、三井不動産が保有・開発した全国5か所の太陽光発電所の環境価値を「トラッキング付非化石証書」として付加し、グリーン電力として供給します。これにより本サービスをご利用される企業の使用電力は、国際基準であるRE100に適合した電気として認定されます。施設内の使用電力に、三井不動産が保有・開発した全国5か所の太陽光発電所の環境価値を付加する初の事例となります。

三井不動産は保有するオフィスビル等のテナント専有部および共用部において、グリーン電力の活用検討を進めており、2021年4月から東京ミッドタウン日比谷等で先行し、首都圏オフィスビルを中心に順次サービスを開始していく予定です。これにより、企業が抱えるRE100やESGへの課題解決を推進し、SDGsの達成や脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

グリーン電力提供サービス イメージ

電気自動車(EV)充電器の設置

脱炭素への貢献につながる電気自動車(EV)の需要の拡大を受けて、施設内の平面駐車場に約60台のEV充電器を設置しました。

八重洲エネルギーセンター

三井不動産TGスマートエナジー株式会社(所在:東京都中央区、代表取締役社長:水元潔)が日本橋・豊洲に続く3施設目のエネルギーセンターを2022年7月に竣工。9月より「東京ミッドタウン八重洲」と「八重洲地下街」への電気と熱の安定供給を開始しました。

高い耐震性を持つ中圧ガスを燃料とした大型CGSと系統電力による電源の多重化により、災害時・非常時にも、企業の事業継続に貢献します。また、八重洲地下街や八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業の完成後建物へも供給することで、八重洲エリア全体の防災力向上に貢献します。